睡眠薬(睡眠導入剤)とは、何日も続く不眠症状の改善や入眠サポートを目的としたお薬の事をまとめて指します。

睡眠薬とは

睡眠薬は、何日も続くツライ不眠を改善するお薬です。

睡眠薬…と聞くと、「なんだかコワイ」「睡眠薬を飲んだから、起きたい時間に起きることができるのか心配」「薬を飲んだら、突然意識がなくなるんじゃないの?」など、不安に思っている人も多いかと思います。
でも、そんな不安・心配は不要です!

病院でも処方されるお薬ですし、服用方法や注意点をしっかり守っていれば危険なものではありません。
むしろ、ツライ不眠が改善でき、毎日ハツラツに過ごすことができます

このページでは症状や薬の種類、具体的にどんな薬があるのか紹介しています。
睡眠薬の使用を考えているけど何を使えばいいのか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

ハイプナイト

ハイプナイト

ハイプナイトは睡眠導入剤と呼ばれるお薬です。

睡眠導入剤は軽度~中程度における睡眠障害(布団に入ってなかなか眠れない/夜くり返し起きる等)の方に向いていると言われます。

すなわち、ここ最近寝付きが悪くなった方が最初に用いるような睡眠薬であり、ハイプナイトはその中でも超短時間型と呼ばれる即効性の高い作用や効果を持った睡眠導入剤です。

ハイプナイトは超短時間型と呼ばれる短時間での作用・効果に大きな特徴を持つ睡眠導入剤です。

超短時間タイプ・・・服用後から数十分以内で効果がピークに達しやすい

睡眠導入剤に関わらず、どんなお薬にも「効果」と「作用時間」があります。

効果の強弱、作用時間が長い短い等を区別した上、自分の体にあったものを使うのが最も安心して飲めるお薬の選択となります。

もし薬の選び方を間違えて、体に合わない強い物を飲んでしまったり作用する時間が長いものを飲んでしまうと、身体に大きな負担をかけてしまうため依存性や副作用が強く出てしまう可能性がとても高くなります。

こういった事を踏まえながら、睡眠薬を飲む時は自分がどんな症状なのか知った上で服用する必要があるでしょう。

ハイプナイトはルネスタの同成分を用いているジェネリック医薬品になるので、耐性状態がほとんどなく数多い睡眠薬の中でも比較的使いやすいお薬の1つです。

ハイプナイトの詳細はこちら

ロゼレム

ロゼレム

ロゼレムは他の睡眠薬と異なるユニークな睡眠薬です。

多くの睡眠薬の場合、主に脳の活動を抑えつけ強制的に眠くなるように働きかけます。

これに対して、ロゼレムは「時差ぼけを治す」ようなお薬とも言えるでしょう。

体内時計ホルモン・・・人間が朝日が昇ったら活動し、夕方頃になると活動を静めるホルモン。

人間の体内には体内時計ホルモンが存在し、朝日が昇ったら活動し、夕方頃になると活動を静める働きが誰しも備わっています。

そのため夜勤のアルバイトを続けたり、昼夜起き続けているような生活が続くと眠れなくなる事が多々あるでしょう。

また一方で海外旅行に行った直後は「時差ぼけで眠れなくなる」場合もありますが、いずれにせよこれは体内時計が狂ってしまう事が原因です。

ロゼレムはこの体内時計に関与し調節する事で自然な入眠効果をもたらします。

夜になってもおさまらない不安感や緊張も、体内時計を調節しリラックスさせる事によってぐっすり眠りやすくなります。

速攻性はありませんが副作用等がほとんど無いので初めて使用される方や従来の睡眠薬が効かなくなってしまった方に向いているお薬です。

ロゼレムの詳細はこちら

セディール

セディール

セディールは、抗不安薬の1つで睡眠障害や不安障害に用いられるお薬の1つです。

ここでふと疑問に思われる方もいられますが「どうして抗不安薬のような精神系のお薬が睡眠作用をもたらすのか?」という謎にお答えしていきたいと思います。

睡眠薬 = 向精神薬(中枢神経に作用するお薬)の1種。

睡眠薬とは向精神薬に分類される言わば精神系のお薬の一種です。

人は誰でも不安や緊張を感じますが、過去の体験やトラウマ等によっては日常生活に支障をきたしてしまう事があります。
その中に多いのが不眠症状、睡眠障害です。

これらの症状が続くと、人間にとって絶対に欠かせない「睡眠」という心身の休息が欠落した状態となり、さらに症状が悪化、毎日が不安と不眠にさいなまれた恐ろしい負のスパイラル現象がその体に起きてしまいます。

これを防ぐ、あるいはそうならないようにするのが向精神薬の役割です。

向精神薬とは言わば、そのような日常生活を送る事が難しくなってしまった、あるいはその1歩手前の状態の(=夜眠れなくなったしまった)方に用いられるお薬となります。

セディールも同様に強い不安感情を抑えリラックス効果を生むお薬です。

抗不安薬であるものの作用は若干弱めとなり副作用が抑えられ安全性も高いお薬となっています。

セディールの詳細はこちら

睡眠薬の種類

これまで3種類の睡眠薬について述べてきましたが、睡眠薬の種類はおおまかに分けて4つの種類に分類されます。

主な症状睡眠薬の種類
寝つきが悪い(入眠障害)超短時間型/短時間型
夜中に何度も起きる(中途覚醒)

冬場に関わらず早朝に目が覚めてしまいその後寝付けない(早朝覚醒)

熟睡出来ないまたは熟睡感が無い(熟眠障害)
中時間型/長時間型

症状と作用時間により大きく分けられますが、最初は寝つきが悪い程度からでも服用は可能です。

この他にもメラトニン受容体作動薬(ロゼレムジェネリック)やオレキシン受容体拮抗薬 (ベルソムラ)もあります。

超短時間型

超短時間タイプ・・・服用後から数十分以内で効果がピークに達しやすい

睡眠薬の中でも特に入眠作用までの間が短いのが超短時間型です。

入眠作用も軽いため、睡眠導入剤とも言われます。

血中濃度の半減、すなわち薬の成分が血液中にまで溶けて体に作用しその成分が半分程度まで代謝(消失)されるまでの時間が短いため、薬の抜けが早く、効果が翌朝まで長引かないのも特徴の1つです。

飲んでから約15分~20分程度で効果が現れ、30分ぐらいで突然眠くなる場合もあります。

薬が効いてから記憶が曖昧になる事も多いので服用後は数分内の間に必ず布団やベッドに入るようにして下さい。

夜間シフト勤務で働いている方や入眠障害を患ってしまった方に向いている睡眠薬です。

短時間型

短時間タイプ・・・約6~10時間程度作用が持続するミドルタイプ

約5時間以上作用が持続しやすいのが短時間作用型の特徴です。

ベットに入ってから2時間以上経過しても眠れない(入眠障害)方や、途中で2~4回程度起きてしまわれる(中途覚醒)方に向いたミドルタイプと言われています。

効果は超短時間型と同じあるいは少し強めとなり、またその作用時間も約6~10時間程度と、個人差は有りますが、日本の一般成人の方が毎日とる睡眠時間とさほど変わらないぐらい持続する睡眠薬と言えるでしょう。

超短時間型と合わせて睡眠導入剤とも呼ばれます。

また稀にですが、超短時間型・短時間型では入眠効果が浅く、効かないと感じられる方もいらっしゃいます。

中時間型

中時間タイプ・・・最大約20時間作用するセミロングタイプ

中間型は睡眠薬の中でも比較的長い作用を持っています。

十数時間以上も作用が続くため、不眠症状の中でも早朝覚醒を患ってしまった方に向いているでしょう。

早朝覚醒とは平日土日問わず朝2時間以上も早く起きてしまい、その後眠れなくなる症状です。

不眠症状は中程度以上の重い症状となってくると他の症状も併発している可能性もあり、そういった場合も含めて、症状が現れ始めたタイミングでの早めの治療が必要です。

睡眠薬は大元が向精神薬の分類になるので、中時間型は不安障害を患った方にも処方される機会があります。

しかし効果・時間ともに人によっては翌日にまで残るリスクもあるので中途半端な自己判断で飲むのだけは避けた方が良いでしょう。

また薬を飲んでいても途中で起きてしまう(中途覚醒)というデメリットもあります。

長時間型

長時間タイプ・・・1番重い効果を持ち、うつ病や不安障害の方にも用いられる向精神薬。

睡眠効果よりもさらに上のクラス、不安や緊張、興奮といった感情を無理矢理に抑えつけるのが長時間型です。

抗うつ・抗不安等の薬を貰っている方が不眠症を患ってしまった際に処方されます。

睡眠薬と言うよりも、どちらかと言えば精神安定剤に近い効果を持つ薬と言えるでしょう。

そのため長時間型は、日本薬事法の改定に伴い製造・販売が法律で禁止されている物もあります。

効果はどれよりも強くたしかに気持ちよく眠れますが、ただし翌日~数日間に至るまで眠気が残りやすいのが欠点です。

使い方を1歩間違えると脳に過剰な負荷をかけ重体症状を招くため必ず医師の判断の元、用法用量守り服用すべきでしょう。

睡眠薬の購入方法

処方薬あるいは薬局や通販サイト等で購入する事が出来る。

睡眠薬は病院で処方してもらうか市販されている睡眠薬を個人で購入する事が出来ます。

市販品で購入する時に多いのが薬局や通販サイトでの購入です。

通販サイトで薬を購入する場合、基本的には処方箋が必要のないものに限られるかもしくは個人輸入代行という形で直接メーカーから取り寄せる方法に限定されます。

病院以外で購入する場合、そのどちらかで買う事がほとんどとなるでしょう。

ただし注意しなければならないのが、睡眠薬は症状の如何(いかん)に問わず中枢神経やホルモン機能に作用するため安易な使用は認められていません。

また例え個人間であっても所有している睡眠薬を他人に渡す事は法律で禁止されています。

このように厳しい規制が敷かれているのは、飲めば誰でも直接体に効いてしまうので、簡単に悪用出来てしまうからです。
使用法やルールが厳しく、医師と相談した上で処方される割合が多いのも、この問題が原因だと言われています。

睡眠薬を通販で購入

自己判断での服用は絶対に止め、お薬のレベルを見極める事が重要。

睡眠薬は通販で購入出来るお薬ですが、その反面、間違った方法で使用されやすいリスクや問題が伴います。

ではなぜ医師による処方が100%にならないのでしょうか。

これは個人による医薬品の使用に関しては、本来用法用量を守った正しい服用においてのみ自由が認められているためです。

ただし正しい服用というラインも症状の進行具合や状態によっては曖昧かつ未確定です。

そのためリスクを抑えるためには、お薬のレベルを見極めるという事が重要となってきます。

どんな薬においても効果の強弱と作用時間があり、ある目的に対してどれくらいの程度の薬を使うかが大切です。

自分に効果が合っていて、かつ服用前後で何も問題がないかを確認をした上、医師や薬局で処方してもらった薬を通販で再度購入するという形が1番望ましいでしょう。

通販購入のメリット

睡眠薬を海外個人輸入通販サイトから購入するメリットとして、大きく次のような項目が挙げられます。

  • ・24時間どこからでもPC携帯スマホから取り寄せる事が出来る。
  • ・処方箋が不要。
  • ・正規のメーカーが製造・販売する医薬品を購入出来る。
  • ・催眠鎮静剤や睡眠改善薬ではない、きちんとした睡眠薬を購入出来る。
  • ・きちんと効果のある成分を使ったジェネリック医薬品を購入する事も出来る。

いつでもどこでも手間や時間をかけずに取り寄せる事が出来るのが通販サイトの醍醐味だと言えます。

睡眠薬は種類や服用方法を間違えると、直接作用が悪く出てしまう可能性があるため、医師とともに確認や下調べをする必要が出てきます。

心療内科等にて相談や処方を受けられるため一度訪ねてみるのが良いでしょう。

また下調べをする際には、すでに多くの購入者やユーザーがいて購入者数が落ちていないサイトでの情報や口コミも重要です。

お薬なびでは、アメリカFDAやWHO-GMPといった医薬品規制局による承認を受けた海外製薬メーカーから製造される正規の睡眠薬を、個人輸入代行という形で取り扱っています。

効果や副作用に関しても詳細ページや電話にて確認する事が出来るため安心して下調べをしながら買い物する事が出来るでしょう。

通販購入のデメリット

薬を通販で購入する際に気をつけなければならない点がいくつかあります。

  • ・処方箋を通さないので何か問題があった場合は全て自己責任扱いとなる。
  • ・そのため飲み合わせや副作用の下調べと医師に確認をとる必要がある。
  • ・届くまでの間は待たなければならない。

1番の問題としては、全て自己責任であるという事です。

お薬は成分の作用性や治験結果により市販されるものと処方されるものが存在し、処方されるものはそれを監督する医師の判断が必要となるため、個人が初めて服用する際にはかなり大きなリスクが伴います。

そのリスクを減らすべく下調べや服用前に医師への確認をとる必要があるでしょう。

また届くまでの期間はどの通販サイトでも同様ですが待ち時間が発生します。

「通販で買ったけど、心配で同じのを病院で貰ってしまった」とならないよう、事前に病気になりそうなリスクを確認しておいたり、病院で貰うか通販で購入するかの判断を自分で早めに決めておく事が大事でしょう。

睡眠薬の病院処方の場合

合う合わないに関わらず、症状の特徴や頻度に応じたものが処方されます。

睡眠薬を病院で処方して貰う場合には心療内科に行く必要があります。

予約制であったり初診の際には約30分程度日々の睡眠状態を聞かれる事が多いと言われますが、心療内科ごとで受ける診療はあまり変わらないと言われています。

この診療を受けた上で、症状に合った処方薬を購入する事が出来ます。

目安としてはなりますが、日本睡眠学界では不眠症状は次のような症状だと言われています。

不眠症状とは

週2~3回程度(または1ヶ月以上)以下のような行動が見られる

・ベットや布団に入ってから数十分~数時間以上かかったり途中で何回も起きてしまう。
・季節や時期に関係なく普段よりも何時間も早く起きてしまう。
・ぐっすり眠れない、また熟睡できる日がほとんど無い

眠れない事への不安や緊張などにより日常生活に支障をきたしている

軽度なものであれば耳鼻科や内科でも処方してもらえますがきちんとした治療を求めるのであれば心療内科等で相談するのが1番です。

睡眠薬の効果

睡眠薬の効果は、種類ごとの効き方があります。

脳の活動を鈍くさせるタイプ

睡眠薬は、脳、すなわち中枢神経に作用するものがほとんどとなっています。

またその代表的な部分がベンゾジアゼピン受容体という体機能を抑える器官です。

ベンゾジアゼピン受容体・・・脳機能の抑制に関わる物質。
人間のどの脳にもこのベンゾジアゼピン受容体は存在し、刺激されると活動機能が鈍くさせられます。

睡眠薬や抗精神薬を飲むと気分がぽわーっとしてふらついたり眠くなるのはこの器官が働いているためです。

この受容体は、ω1受容体、ω2受容体といった対をなした形をしており

ω1受容体・・・睡眠への作用
ω2受容体・・・不安感情を和らげたり筋肉を緩める作用

といった見た目はさながら双子のようですが、別々の性質を持っています。

睡眠薬はこのBZD(ベンゾジアゼピン受容体)のω1、ω2を刺激する事で催眠作用をもたらすのです。

人によりますが、ルネスタ等の非BZD薬はω1にのみ狙って作用するのでふらつく等の副作用が少なくなったと言われています。

睡眠ホルモンに関与するタイプ

睡眠薬ロゼレムやそのジェネリックにのみに限って、ある特有のホルモンに働く作用があり、それがメラトニンというホルモンです。

メラトニン・・・人間が朝日が昇ったら活動し、夕方頃になると活動を静める体内時計ホルモン。

脳の視床下部と呼ばれる部分には、人間の寝ている・起きているのリズムを決め、体内時計を管理するメラトニンというホルモンが存在します 。

時差ぼけや夜間シフトで昼間眠くなりがちなのはこのリズムが崩れている事が原因です。

このホルモンを作動させる言わばスイッチのような部分がメラトニン受容体で、ロゼレム等の有効成分ラメルテオンは脳内のメラトニン受容体に作用し、睡眠(寝ている)と覚醒(起きている)のリズムを整え、自然な睡眠を促します。

BZD受容体と比べ、速攻性を見込めない分はるかに自然な催眠効果と睡眠リズム形成する画期的なお薬です。

睡眠薬の主な副作用

睡眠薬の副作用は、次のようなものになります。

種類や作用の仕方によって変わるため、詳細は薬ごとでご確認下さい。

翌朝まで効果が残る(持ち越し効果)

短時間~長時間型睡眠薬の成分が翌朝以降も体内で残ると、スッと起きれなかったり傾眠(軽度の意識障害)が起こります。

成分が体内から排出されれば自然と治まります。

中途覚醒

薬を飲んでも一時的または何度も起きてしまう状態です。

作用時間の短いタイプを服用するとたびたび発生する可能性があると言われます。

早朝覚醒

夜明け~早朝にかけて異様に目が覚めてしまう状態を指し、睡眠導入剤の効果が途切れてしまったためだとされます。

耐性、退薬症候(たいやくしょうこう)

薬に慣れる事を耐性、服用を止めた途端に不眠だけでなく震えや発汗が突然襲ってくるのを退薬症候(離脱症状)と言います。

軽い気持ちで服用していた睡眠薬に慣れてしまった際、突然中止した時の退薬症候のパニックで交通事故を起こす等、いたたまれない事件事故の元凶ともなりえる可能性が高い副作用です。

医師の指導の下、用法用量を守り最後まで飲み切る必要があるのはこのためとなっています。

依存性

多くの薬には、長期間に渡って使用した場合での依存性が見られます。

2017年3月21日に厚生労働省から発令された医薬品改訂指示の中には、睡眠薬には重大な副作用に依存性がある事が示されました。

発令された指示の中でBZD(ベンゾジアゼピン受容体)系、非BZD系、バルビツール酸系睡眠薬に対する「依存性」の表記がある事をするよう通達されています。

慣れると簡単に飲んでしまいがちなお薬ですので注意しなければなりません。

筋弛緩作用

BZD(ベンゾジアゼピン受容体?)薬におけるω1/ω2受容体両方に効くタイプに発現する副作用です。

飲んだら体に力が入らない、ふらつく、転倒する、トイレまで這って行く必要が出てくる等の原因になりえます。

たびたび途中で尿意を我慢出来ず、お漏らししてしまう事もそう珍しくありません。

ご高齢の方や短時間以上の睡眠薬を飲んだ際には事前にトイレ等済ませておくべきでしょう。

記憶障害、異常行動、攻撃衝動等

ごく稀にですが、睡眠薬を飲んでも眠れないからと言ってアルコールや2回分をまとめて飲まれる方がいます。

こういった際に見られるのが、記憶、意識の混濁と異常行動です。

中枢神経が直接干渉を受けるため、幻覚や幻想とともにもっと楽になりたいという気持ちからオーバードーズ(大量服用)する場合もあるとされています。

現在処方される睡眠薬の多くは、強い効果のものでない限り最悪のケースに至る事は少なくなっていますが、効いてる最中に不意に食事を詰まらせたり道で事故に遭ってしまったりと二次的に命に関わる問題に繋がります。

睡眠薬が危ない1番の原因は、間違った服用方法で発現するこの副作用です。

作用時間が短い睡眠薬を大量に服用したりアルコールを飲むのは絶対にお止め下さい。

睡眠薬の服用方法

寝る前おおよそ10分~30分内に決められた錠数を服用します。

睡眠薬は、効き始めるタイミングを踏まえて飲むとスムーズに入眠する事が出来ます。

薬の有効成分には、血中濃度という溶け始めるタイミングがあり、速攻性があるものなら約15分~20分程度が目安です。

睡眠薬の中でも最も働き始めるタイミングが早い睡眠導入剤の超短時間型作用は服用後から飲んでから約10分~30分程度で効果が現れます。

そのため準備が出来たら、箱や説明書に記載された1回分の服用錠数を水またはぬるま湯と一緒に飲んで下さい。

飲んですぐベットや布団に入ってしまえばこのタイミングを逃さずにスッと眠りに入る事が出来ます。

事前にトイレや歯磨きは済ませておきましょう。

服用したらなるべくすぐ寝床に入り、効かないからと2回分飲む等は行わないようにして下さい。

睡眠薬の弱点

実は睡眠薬には弱点があり、新陳代謝を上げると効果が薄まるといった一面があります。

服用後、効き目が弱まりそうなタイミングで体の代謝を上げていけば、穏やかに成分を外に出していく事も出来ます。

体に無理な負担がかからないよう、寝る時間を見ながら適したタイミングで服用するのが望ましいでしょう。

睡眠薬とお酒

睡眠薬とアルコールの相性は驚くほど悪く、併用は絶対にお止め下さい。

睡眠薬の服用で絶対に気をつけなければならないのが、過剰投与ともにアルコールとの併用です。

よくあるのが「1回分じゃ効かないから」という勝手な自己判断によるものでしょう。

飲んで数十分経過したタイミングで眠くならない=成分が効いていない事には繋がりません。

薬の効果はその時の体温や水分量、疲労状態によって変動を受ける事が多くなっています。

脳に直接作用する薬にアルコールを組み合わせれば、自ら副作用のリスクを上げている事に変わりないでしょう。

また温かいホットワインや熱燗ならばリラックス効果を生むから良い等という噂も悪質なデマでしかありません。

アルコールと睡眠薬を一緒に飲むと、ふらつき、物忘れ、おかしな行動が副作用を生じやすくなります。

お酒が抜けきったタイミングで服用する事も可能ですが、一般的に成人男性がコップ1杯(約350ml)のビールが体から排出されるのには2時間以上必要です。

お酒を飲んだら睡眠薬は飲まないを鉄則にしておくべきだと言えます。

また不眠改善に寝酒する方も、体からアルコールが抜けて行く反動で徐々にアルコール性不眠症へとなりやすくなるためお控え下さい。

睡眠薬の注意すべき点

睡眠薬と一緒に飲み合わせてはいけない物があったり飲んではいけない人が存在します。

特殊なお薬では無い限り、世界中に存在するほとんどのお薬には飲み合わせては悪い物があります。

あるいは効果が裏目に出てしまうために控えなければならない方がいらっしゃいます。

睡眠薬に含まれるリラックス効果や入眠作用で注意しておきたいのが、例えばアルコールや麻酔成分が含まれた物に対してはお互いに効果を強めてしまい逆に体に害をなしてしまう点です。

作用の相乗効果が必ずしも良い方に向くとは限らないので注意するべきでしょう。

またほとんどの睡眠薬が飲み合わせる時に控えなければならない成分があります。

アルコールを除いて、一概にこの成分と決まっている物はないので各睡眠薬ごとに下調べしておく必要があると言えます。

併用禁忌薬

どの種類においても効果を強化/弱化する併用禁忌に定められた成分があります。

  • ・超短時間型・・・体内のCYP3Aを強く抑える成分等(作用を高める可能性がある)
  • ・中時間型/長時間型・・・リトナビル等(血中濃度を上げ作用を高める可能性がある)
  • ・バルビツール酸系・・・ポリコナゾール等(肝障害を起こす可能性が高い)
  • ・メラトニン受容体作動薬・・・フルボキサミンマレイン酸塩等(肝臓の機能を阻害する)
  • ・オレキシン受容体作動薬・・・体内のCYP3Aを強く抑える成分等(作用を高める危険がある)

超短時間型や短時間型、オレキシン受容体作動薬は、禁止されている成分が多い睡眠薬です。

特に注射剤も含め抗真菌薬を使用している場合は服用を控えるか必ず医師に確認をして下さい。

また重症筋無力症、急性狭隅角緑内障を患っている方は、BZD(ベンゾジアゼピン系)薬/非BZD薬に抗コリン作用が含まれているため大半が飲む事が出来ません。

一部ユーロジンと呼ばれる睡眠薬は急性狭隅角緑内障のみ禁忌となっていませんが、出来るだけ病院にて確認した方がよろしいでしょう。